那覇港総合物流センターの特徴
那覇港総合物流センターの特徴
立地環境
那覇港と那覇空港を結ぶ「那覇うみそらトンネル」が開通したことでアクセスが向上しており、海上貨物と航空貨物とのSeaand Airによる連携が進むと総合物流センターの需要は高まると予想される。
整備理念
那覇港総合物流センターは、本県の生活・産業関連貨物の大部分を占める港湾貨物を取り扱う那覇港において、集貨・創貨を促進することにより取扱貨物の増加を目指し、物流の高度化を図るとともに、流通加工等の新たな価値を生み出す付加価値型産業の集積を図る総合物流施設である。
- 那覇港総合物流センターは、那覇国際コンテナターミナルと国内貨物の取り扱い岸壁の中間に位置しており、国際物流機能の集積が期待される。
- 那覇港と那覇空港を結ぶ「那覇うみそらトンネル」の開通によるアクセス性と那覇港総合物流センターの開業により、海上貨物と航空貨物との
Sea and Airによる連携促進が期待される。
物流の高度化を図り、
物流加工等の新たな価値を生み出す!
1.物流の高度化:
保管、積み替え、検査、混載
2.付加価値の高い貨物を創出
当地区に上記のような組立加工企業を誘致するため、各種優遇制度を利用
できる”国際物流拠点産業集積地域”に指定
流通加工における
付加価値例
- 沖縄黒糖
→商品ストックと配送の迅速化 - 沖縄近海マグロ
→超冷凍設備の活用による品質向上とブランド化
国際物流拠点産業集積地域の優遇制度
那覇港総合物流センター予定地は、「国際物流拠点産業集積地域」に含まれております。
当該地域では、税の優遇制度等を利用することが可能です。
国税(注1) | 優遇項目優 | 対象業種 | |
---|---|---|---|
1.所得控除 | 製造業・こん包業・倉庫業・特定の機械等修理業・特定の無店舗小売業・航空機整備業 | ||
2.投資税額控除 3.特別償却 |
製造業・こん包業・倉庫業・道路貨物運送業・卸売業・特定の機械等修理業・特定の無店舗小売業・特定の不動産賃貸業・航空機整備事業 |
||
関税 |
関税の課税の選択性の適用 保税地域許可手数料の軽減 |
||
地方税 |
法人事業税の課税免除 不動産取得税の課税免除 固定資産税の課税免除 事業所税の課税免除 |
効率的な配送への取組み
異業種間の機能連携を最大限に活用し、物流共同化を主体的かつ積極的に推進し、
荷主へ定量効果を還元することで更なる集貨へとつなげてまいります。
- 現状
-
- 各荷主が個別に物流を構築
- 各物流プロセスで非効率化
- 提案
-
- 代表企業Aに海上輸送を集約
- 各荷主の県内拠点を本施設へ集約
- 県内納品先への配送業務を共同化
荷主へ
定量効果を還元
更なる
集貨の促進
IT技術等を活用した取組み
事務・作業の効率化
低温管理品質の向上による
食品の安全・安心の追求
社会課題への対応
(環境負荷低減・車両待機時間削減)
機械化・定型化・簡素化による
幅広い人材雇用の促進
(女性・高齢者)
- NACCS連携WMS
- 一部のテナントでは、税関の通関許可と倉庫側の保税貨物に対する通関登録を連動させることにより、効率的かつ確実な保税事務を実施します。
- ロボティック・プロセス・
オートメーション(RPA)
導入検討中 - RPAの導入による事務作業の効率化を検討します。AIや機械学習といった技術により、効率的かつ確実な事務作業が可能となります。
- タブレット・システム
- 入出庫貨物に対する検品作業やフォークリフト作業にタブレットを導入することで、ペーパーレス化と作業生産性の向上を図ります。
- 自動配車
導入検討中 - AIを用いた自動配車システムの導入を検討し、属人的であった配車業務を機械化することで、効率的かつ高精度な配車を追求します。
- 陽圧システム
- 一部の専用区画には陽圧システムを導入し、特に夏季における低温管理品質の向上を図ります。
- エアーシェルター
導入検討中 - 一部の専用区画にはエアー・シェルターを導入し、特に夏季における低温管理品質の向上を図ります。
- 自然冷媒冷凍機
導入検討中 - 一部の専用区画には自然冷媒を用いた冷凍機を導入し、環境負荷の低減に貢献します。